「ヘラクレス軍団」大体大の昇格ならず 2年ぶり入替戦で関学大に敗戦

[ 2021年12月11日 13:33 ]

ラグビー・関西大学リーグAB入替戦   関学大(Aリーグ8位)48―17大体大(Bリーグ1位) ( 2021年12月11日    京都市・宝が池球技場 )

<関学大・大体大>敗れた大体大フィフティーン(撮影・成瀬 徹)
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 入替戦が2年ぶりに行われた。2部にあたるBリーグ1位の大体大は、Aリーグ最下位の関学大に17―48で敗れ昇格はならなかった。

 3季ぶりのAリーグ返り咲きを狙った大体大は、前半15分すぎ、SH三浦裕次郎(3年)の自陣からの突破を起点にして、FWのパワープレーでNo・8マウ・シオネ(1年)がトライ。5―14と追い上げた。1トライを追加されて迎えた前半終了間際には、ゴール前で体を張り続けて失点を防ぎ、5―19で折り返した。

 しかし、後半はボールを大きく動かす関学大のアタックを防ぎきれず、差を広げられた。セットプレーでも優位に立てなかった。勢いに乗りたかった後半の序盤、反則を得た後のタッチキックで、外に蹴り出せなかったことも響いた。試合終了間際に意地で2トライを返した。

 Aリーグで5度の優勝を誇り、強いFWで「ヘラクレス軍団」の異名を取った大体大は19年の入替戦で敗れた。Bリーグで過ごした昨季は新型コロナウイルスの影響で入替戦が開催されなかった。そのため、今季を含めて2年連続でBリーグで過ごした。復活は、来年に持ち越された。

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