18歳・桑木が新人戦V、PO制した「でーれーうれしい」目標は同郷の先輩・渋野

[ 2021年12月11日 05:30 ]

JLPGA新人戦 加賀電子カップ最終日 ( 2021年12月10日    千葉県グレートアイランドC=6625ヤード、パー72 )

優勝した桑木志帆は加賀電子カップ優勝杯とJLPGA優勝杯を手に笑顔(撮影・沢田 明徳)
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 岡山市出身の桑木志帆(18=岡山御津CC)が通算4アンダーで並んだ内田ことこ(19=フリー)とのプレーオフを1ホール目で制して新人戦タイトルをつかんだ。1打差3位から5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71をマーク。目標とする同郷の先輩、渋野日向子に続く海外メジャー制覇を夢に掲げた。今大会は今年6月のプロテスト合格者22人によって、2日間36ホールで争われた。

 18番パー4でのプレーオフ1ホール目。18歳の桑木は冷静だった。2打目を池に入れた内田を横目に、堅実にグリーンセンターを狙いパーオンに成功。最後は「3パットして恥ずかしかった」と照れたがボギーに収め、勝利をつかんだ。

 「でーれーうれしい。今年最後の試合でもあるので優勝したくて、できて良かったです」。岡山弁で「凄い」の意味を持つ言葉で喜びを表現した。

 倉敷芸術科学大の1年生でもある18歳。平均250ヤードと飛距離のある1Wが武器だ。今年6月のプロテストで一発合格し、同郷の先輩の渋野日向子を目標の選手に挙げる。「日向子ちゃんは目標にしている選手。いずれは全英とか全米で勝てる選手になりたいです」と目を輝かせた。

 本格参戦1年目となる来季は、前半戦でのツアー初優勝を目標に設定。オフはショートゲーム強化と体力づくりに励む方針だ。「前半戦で1勝できるように頑張りたいです」。海外メジャーを制した偉大な先輩に続くべく、一歩を踏み出す。

 ◇桑木 志帆(くわき・しほ)2003年(平15)1月29日生まれ、岡山市出身の18歳。4歳でゴルフをはじめ、17、18年の中国女子アマ優勝。最終予選会(QT)で13位に入り来季前半戦の出場資格を獲得。好きな色は赤、青、黄色。倉敷芸術科学大在学中。1メートル64、57キロ。血液型A。

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