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ゴールボール浦田が日本代表引退へ。ロンドン・パラ金メダル、東京パラでは日本代表選手団副主将

[ 2021年12月11日 22:48 ]

<女子日本代表候補B・同C>延長後のエクストラスローでBチームを勝利に導く得点を挙げ、笑顔でスタンドに挨拶する浦田
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 ゴールボール女子の日本代表でパラリンピックに4回出場し、金メダルに輝いた12年ロンドン大会のメンバーだった浦田理恵(44=総合メディカル)が11日、同日開幕したジャパンパラ大会(東京・郷土の森総合体育館)を最後に代表から引退する意向を表明した。代表選考やチーム内競争で自己主張も必要な競技生活において、チーム最年長として東京パラで銅メダル獲得に貢献した際に「仲間の成長が凄くうれしいと思う自分がいて、次にバトンを渡す時期なのかなと思った」という。

 20歳を過ぎて視力が低下した浦田は04年アテネ・パラをテレビで見て競技を始め、08年北京大会でパラ初出場を果たすと、12年ロンドン大会で守備の要として金メダル獲得に貢献。16年リオデジャネイロ大会では5位に終わったが、主将としてチームを引っ張った。

 日本代表選手団の副主将という大役も務めた東京パラでは高橋利恵子(23=筑波大)の成長で控えに回る機会こそ増えたが、笑顔を忘れることなくチームメートを鼓舞する精神的支柱として存在感。市川喬一総監督は「彼女なくして銅メダルはなかった」と振り返る。

 若手を含めて周囲の信頼が厚く「どんな場面でも絶対に弱音を吐かない。華のある選手で影響力も大きい。まだまだいろんな意見や自分の考えをチームに伝えてほしい」と市川総監督。今年度の強化指定選手として区切りを迎える来年3月までオブザーバーとして合宿に参加してもらう方針で、浦田も「男女でパリ・パラリンピックの金メダルを獲得するという目標に向かって、どういう形でサポートするのがいいのか。代表のスタッフとも相談していきたい」と後方支援に意欲を示す。

 日本代表候補10選手が3チームに分かれて1次リーグを戦ったジャパンパラ大会第1日はBチームで出場。1敗同士で迎えたCチームとの最終戦は前後半0―0、延長戦も両チーム無得点のまま1対1で投げ合うエクストラスローに突入した。1人目に後攻で登場した浦田は相手を止め、自ら決勝のゴールを決めて1―0の勝利に貢献。「最後の最後で勝ち切れるのは気持ちがいい」と話し、2位で12日の決勝戦に駒を進めて“代表引退試合”を1日先送りにした。

 決勝の相手は第1試合で0―6で敗れたAチームが相手。「しっかり修正して勝ちにいきたい」。最後の試合も笑顔でしめくくる。

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