28年ロス五輪 実施28競技決定 スケボー、スポクラ、サーフィンを選出

[ 2021年12月11日 05:30 ]

IOCのバッハ会長(AP)
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 国際オリンピック委員会(IOC)は9日に理事会を開き、28年ロサンゼルス五輪の実施競技にスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンを含む28競技を選出した。来年2月のIOC総会(北京)で承認を得て正式決定する。3競技はいずれも今夏の東京五輪で初採用され、24年パリ五輪でも実施は決定済み。バッハ会長は「若者のスポーツへの関心を高め、東京大会の成功に大きく貢献した」と評価した。

 東京五輪で追加競技として復活した野球・ソフトボール、新競技だった空手、24年パリ五輪で初採用されるブレイクダンスは選ばれなかった。ロサンゼルス大会の組織委員会が23年に提案できる追加競技入りを目指すことになる。各競技の実施種目と出場枠は24年12月に最終決定する。

 ≪ボクシング&重量挙げは保留≫ロサンゼルス五輪から馬術を除外して新種目を採用する近代五種、競技団体のガバナンス(組織統治)が課題のボクシングと重量挙げは保留扱いとなった。バッハ会長はボクシングと重量挙げを「問題児」と呼び、国際ボクシング協会(AIBA)にはロサンゼルスの実施競技に加える条件として財政の透明化と審判不正防止を要求。改善が認められれば23年にも資格停止処分を解除する。国際重量挙げ連盟(IWF)には役員改選の実施やドーピング問題の解決を求めた。

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2021年12月11日のニュース