橋本会長、選手村でコロナルールに目を光らせる監視員は「非常に重要」

[ 2021年5月14日 19:26 ]

記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は14日に都内で定例会見を開いた。丸川珠代五輪相が新型コロナウイルス対策として選手村に「監視員」を置き、組織委員会職員が務めると明かしたことについて「既に(各国)選手団にお願いしているところもあるが、どのぐらい必要か(人数は)内閣官房と検討させていただいている」と話した。

 丸川五輪相によると、「監視員」は主に選手以外の大会関係者をチェックし、行動管理や予防対策の実効性を高めるのが目的。橋本会長は「非常に重要と思っている。ルールブック(プレーブック)は順守しないと意味がない。そういうのも考えないといけないと思っている」と語った。また、自身も視察した陸上競技のテスト大会(9日、国立)ではサブトラックでマスクを着用していない選手も多かったと女子1万メートル東京五輪代表の新谷仁美(積水化学)が指摘。「対策をしっかりやらないといけないと感じた。ルールを定めるプレーブックがあっても、しっかり順守しないと何の役にも立たない。そばにいる監督やコーチ、指導者が的確に速やかに指導できるよう、お願いしていかないといけない」と話し、「監視態勢も含め、しっかりミーティングしていきたい」と本番に生かしていく考えを口にした。

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2021年5月14日のニュース