ラプターズの渡辺は負傷退場 ブルズはウィザーズに2差 ホーネッツとペイサーズはともに黒星

[ 2021年5月14日 11:05 ]

ブルズの新人フォワード、ウィリアムスをマークするラプターズの渡辺(AP)
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 NBA東地区12位のラプターズは13日、敵地シカゴ(イリノイ州)で11位のブルズと対戦したが、102―114(前半47―66)で敗れ、5連敗を喫して27勝43敗。渡辺雄太(26)は今季4回目の先発を果たしたが、第2Qの2分すぎに足首に痛みを訴えてベンチに下がった。結局出場は9分のみ。放った3本のフィールドゴール(FG)をすべて失敗して無得点、2リバウンド、1アシストと1スティールという内容だった。

 ブルズはここ5戦で4勝目を挙げて30勝40敗。八村塁(23)が所属する10位ウィザーズ(32勝38敗)とは残り2試合となった段階で2ゲーム差に詰め寄り、同率でレギュラーシーズンを終了した場合には直接対決で2勝1敗のブルズの順位が上になる。

 プレーオフ進出に可能性を残す「プレー・イン・トーナメント」では地区全体7位と8位、9位と10位が対戦。前者の勝者が第7シード、前者の敗者と後者の勝者がもう1試合を行って勝者が第8シードとなるが、“一発勝ち抜け”が可能となる7位(現在35勝35敗のセルティクス)と8位をめぐる戦いは激化。この日、東地区全体8位のホーネッツはクリッパーズに90―113、同9位のペイサーズはバックスに133―142敗れてそれぞれ34勝36敗となり、ウィザーズとは1ゲーム差になった。

 ウィザーズはブルズと入れ替わって11位に転落する危険性があるが、その一方で残り2試合に勝つと、ホーネッツとペイサーズの結果次第で8位浮上も可能。ホーネッツに対しては今季2敗だが、ペイサーズに対しては3戦3勝で、最終戦の相手がホーネッツということもあってまだ順位が変動する可能性が残されている。

 なおラプターズは14日にマーベリクス、16日にペイサーズと対戦して今季の全日程を終了。ウィザーズと“最後の枠”を争っているブルズは、15日に東地区2位のネッツ、16日に同3位のバックスと顔を合わせる。

 <渡辺の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場6分33秒=無得点)
(1)14秒・正面やや左から3点シュート=×
(2)3分42秒・正面からのドライブで左手でスクープ・ショット=×
 ▼第2Q(出場2分47秒=無得点)
(3)2分38秒・正面からドライブしてフローター気味のジャンプシュート=×

 <渡辺のNBA3シーズンにおける成績の変化>
 ▼出場試合数=15→18→50
 ▼出場時間=11・6分→5・8分→14・6分
 ▼FG試投数(1試合)=3・4→1・9→3・6
 ▼FG成功数(1試合)=1・0→0・8→1・6
 ▼FG成功率=29・4%→44・1%→43・9%
 ▼3点シュート試投数(総数)=16→8→90
 ▼3点シュート成功数(総数)=2→3→36
 ▼3点シュート成功率=12・5%→37・5%→40・0%
 ▼フリースロー成功率=70・0%→37・5%→82・8%
 ▼平均得点=2・6→2・0→4・4
 ▼2ケタ得点の回数=1→0→7
 ▼リバウンド(1試合)=2・1→1・1→3・2
 ▼アシスト(1試合)=0・5→0・3→0・8
 ▼スティール(総数)=4→5→26
 ▼ブロックショット(総数)=1→1→19
 *昨季までの2年間はグリズリーズに所属

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