内村航平、考え抜いた先の境地「考えないようにしている」東京五輪への逆風

[ 2021年5月14日 12:37 ]

内村航平
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 体操男子で種目別鉄棒に絞って東京五輪の金メダルを狙う内村航平(ジョイカル)が14日、五輪についての思いを語った。五輪選考会のNHK杯(15日に女子、16日に男子)を前に、会場の長野市ビッグハットで練習した後に取材に応じた。

 新型コロナウイルスの収束が見通せず、五輪への逆風は日に日に強まっている。内村は「考えないようにしている。(五輪が)あるかないかは大事な問題だけど、そもそも好きで体操を始めてここまでやってきた。まず体操選手として、目の前の練習と今、開催されている試合を全力でやるだけ。精神的に影響することでもないし、気にしていることでもない」と話した。

 考え抜いた先に、たどり着いた境地だという。「まだ僕は五輪代表じゃない。あるかないか議論する立場じゃない」とした上で、「選手で決められることじゃないので、まずそこを議論しても、僕たち選手には変える力がない。だから目の前のできることをやる。体操をやること、練習をすること、試合に出ることを仕事としてやっている。まずそこがちゃんとできていないと、そこに立つ権利もない。議論している暇があったら練習しようかな、と。日々、考えながら過ごすとそういう考えになった」と説明していた。

 言葉通り、今できることに集中している。4月の全日本選手権では代表選考の指標となる世界ランク1位の得点を2度の演技でともにクリア。この日の練習でもH難度「ブレトシュナイダー」とクリーンに成功した。五輪ロードの“第3関門”突破に向け、「1試合1試合満足したものを出したい。しっかり調整して挑めているので、そのまま出し切りたい」と静かに闘志を高めていた。

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