東京五輪反対の35万人署名 橋本会長「真しに受け止める」

[ 2021年5月14日 18:05 ]

記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(代表撮影)
Photo By 代表撮影

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が14日、定例会見を開いた。元日弁連会長の宇都宮健児氏が同日、オンライン署名で35万人以上の賛同を得たとして、大会を開催しないよう求める要望書を東京都庁へ提出。橋本会長は「反対の署名は理解している。多くの方々が“この状況で本当に開催できるのか”“何の意味があるのか”ということで、私の方にも強く意見が寄せられているので、真しに受け止めないといけないと思っている」と神妙な表情で話した。

 「五輪・パラリンピック開催にあたっては、できる限り国民のみなさんの健康を守り抜くことができなければ理解は得られないと思っている」と話す一方、「海外からの選手、関係者の健康管理も含めてしっかりバブル化をして、(交流で)混交する部分の制限は厳しく設けさせていただき、それによってより安心と安全が確保されれば、東京大会の実現は可能になってくると思う」と前向きにもコメント。「ご心配、反対していただいているみなさま方の懸念材料を、1つ1つ丁寧に解決していく努力に努めていきたい」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月14日のニュース