スケボー五輪テスト大会 新コースを若手選手らが滑走

[ 2021年5月14日 19:52 ]

<READY STEADY TOKYOースケートボード>男子パーク決勝に臨む田中陽(撮影・会津 智海)
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 東京五輪に向けたスケートボードのテスト大会が5月13、14日に有明アーバンスポーツパークで行われ、主に24年パリ五輪を目指す男女19人の選手が参加した。コース完成後初めてのイベントで、本番での公平性を保つため東京五輪代表候補のトップ選手は参加しなかった。

 運営面では競技進行や医療対応などを確認。接触機会が少ない競技のため新型コロナ対策はマスク着用や消毒、動線の分離など基本的な対処が中心となり、競技中にハイタッチやハグをすることが多い選手らには控えるよう呼びかけられた。日陰が少なく選手からは暑さを懸念する声が上がったが、本番にはコース横に休憩所が設置される予定という。

 完成したばかりのコースは国内の他の施設より1・5~2倍の大きさで、パーク競技の中央に設置された「ボルケーノ」と呼ばれるセクションやストリート競技の高さと長さのあるレールなど、技の選択肢が増える複雑な構造となっている。男子パークに出場した辻颯太(16)は「真ん中のボルケーノの使い方が難しいので勝負ポイントになると思う。コース自体はなめらかで滑りやすく、スピードも出る」と印象を語った。

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