競泳2種目で代表の大橋悠依、東京五輪へ思い込める「水泳の集大成の場にしたい」

[ 2021年4月13日 16:37 ]

第97回日本選手権水泳競技大会の女子400メートル個人メドレー表彰、メダルを手にする(左から)清水、大橋、谷川(撮影・会津 智海)
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 都内で合宿中の競泳の東京五輪日本代表が13日、オンライン取材に応じ、2種目で東京五輪出場が内定している大橋悠依(25=イトマン東進)は「年齢的にも、自分の思いをかける場所としては一番強い舞台になるので、しっかりと自分の水泳の集大成の場にしたい。自分の力を出し切りたい」と決意を明かした。

 代表選考会を兼ねた日本選手権では女子400メートル個人メドレー決勝を4分35秒14で制し、派遣標準記録もクリアして競泳女子の代表内定1号になった大橋。200メートル個人メドレー決勝でも2位に入り、2種目での五輪出場権を獲得した。

 緊迫する一発勝負を終え、初の五輪切符を手にしたが「もっと、うれしいかなって思ったけど、タイムがついてこなかったので実感もなく、これからやるべきことをひたすら考えて過ごしている」。今夏の本番では予選が夜に行われ、決勝は朝とハードで変則的な日程。今後は試行錯誤を重ねてベストなコンディションに調整する。「朝から体を動かすこともだけど、その前の準決勝もまずはしっかり400メートルを2本泳げる体力をつくることが重要」と見据えている。

 あす14日で残り100日に迫る大舞台。「この3カ月も一瞬だと思う。苦しいこともあると思うけど1回1回の練習でいろんなことを想定してミスなくしっかり積んでいけるようにしたい」と意気込んだ。

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2021年4月13日のニュース