松山英樹 小さい頃から練習の虫 休日も「ゴルフ以外にすることがない」

[ 2021年4月13日 08:00 ]

緊急連載 メジャー覇者松山【上】

マスターズ最終ラウンドの3番でショットを放つ松山(AP)
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 マスターズで達成された日本人男子初のメジャー制覇に、日本中が沸いた。偉業を達成した松山英樹を形づくり、支えたものとは何か。そして、その影響はいかに。スポニチ特別取材班が3回にわたって緊急連載する。

 松山がゴルフを始めたのは4歳の時だ。日本アマチュア選手権出場経験もある父・幹男さんに練習場に連れて行ってもらったことがきっかけ。松山がプロ転向した直後に、幹男さんがこんな話を明かしてくれたことがあった。「英樹は覚えていないと思うけど、歩きだすかどうかの頃から私のクラブをつえ代わりにして遊んでいたんです」。生まれて間もない頃から、身近にゴルフがあった。

 始めた当初から球を打つことに熱中。1日に1000球以上打ったこともある。父から学んだのは、技術だけではない。「私はサラリーマンだったので、コースや練習場にも頻繁には行けない。その分、毎日仕事から帰ると欠かさず素振りをしたんです」と幹男さん。その背中を見て、努力の大切さを知った。

 親元を離れて中学2年で高知・明徳義塾中に転入。午前5時に起きて走り、球を打ち込んでから授業へ出た。プロとして初挑戦した14年マスターズで予選落ちを喫した時のこと。あまりの落ち込みように周囲は週末、気分転換に遊園地にでも行くように勧めたが本人は「練習させてください」。優勝争いの歓声が響く中、黙々と打ち込んだこともあった。

 プロとして成功を収めても、練習に向き合う姿は変わらない。米フロリダ州の自宅では朝6時に起きてトレーニングを行い、コースに出る。昼食をはさんで練習が終わるのは午後9時にもなる。休みの日も「ゴルフ以外にすることがない」(松山)と言うほど。その努力の積み重ねが、メジャー覇者・松山英樹を形づくった。

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