荒磯親方 松山が示してくれた「ストロングポイント追求」の大切さ

[ 2021年4月13日 05:40 ]

米男子ゴルフツアー マスターズ最終日 ( 2021年4月11日    ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7475ヤード、パー72 )

マスターズで優勝を果たした松山(AP)
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 【第72代横綱のゴルフ論】数あるプロスポーツのなかで、ゴルフが日本人向きかと問われれば「NO」と言わざるを得ません。飛距離やロングアイアンの精度など、パワーで勝る海外勢に太刀打ちはできない。それを補うためには何が必要か。「ストロングポイント」を極めることだと日本のエースが教えてくれました。松山選手には世界一の「寄せ」があります。勝負どころで奥の手を繰り出し窮地を乗り切ったことが最大の勝因です。

 私の現役時代、対戦相手の半分以上が外国人力士だったことがありました。パワーで対抗できないと割り切り、相手の持ち味を殺し、力をそぐことに全力を注ぎました。私にとっての「ストロングポイント」。日本の武士道に通じる「奥義」です。

 ゴルフはメンタルのタフさも求められます。松山選手はグリーン上で喜怒哀楽を抑え、派手なガッツポーズもなし。いつの間にか上位に進出し、いつの間にか優勝していた印象を持ちました。英国発祥のスポーツで「無の境地」を貫いた勇気。ある意味、日本人らしさ全開の快挙でした。(元横綱・稀勢の里)=終わり=

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