内藤雄士氏 松山の強さは「スイング中のボディーバランス」と「体・腕・クラブの高い同調性」

[ 2021年4月13日 07:30 ]

米男子ゴルフツアー マスターズ最終日 ( 2021年4月11日    ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7475ヤード、パー72 )

スイング中のボディーバランスが素晴らしい松山(AP)
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 【内藤雄士の目】松山はスイング中のボディーバランスが素晴らしい。そして、体と腕とクラブの同調性が高いのが特長だ。

 オーガスタはコース全体に強い起伏や傾斜があるため、左足下がりや爪先下がりなど難しいライから打つケースが多いのだが、そういう状況でもスイング中にバランスが崩れないし、体と腕とクラブが同調して動く。だから精度の高いアイアンショットを打つことができるのだ。

 特に、ボールを止めるためにスライス回転をかけるカットボールを打つ時には、体と腕とクラブの同調性が非常に高い。カットボールを打つのがうまい選手と言えばタイガー・ウッズだが、松山も“タイガー級”と言っていい。オーガスタの高速グリーンにボールを止められたのはカットボールを操る高い技術があったからだ。

 体と腕とクラブの同調性の高さはアプローチやパットにも共通している。松山のアプローチはインパクトポイントが一定している。ライが悪いと、打ち急いだり、緩んだりすることがあるが、そういうことが一切ない。

 パットも手先ではなく、体全体でクラブの動きをコントロールできているから、バックスイングの運動量とスピード、リズムがぴったり一致していた。

 丸山茂樹プロにはアプローチ、尾崎将司プロにはドライバーショット、伊沢利光プロにはアイアンショットというストロングポイントがあったから世界でも通用した。松山はそれらの武器を全て備えている。今季メジャーでもう1度勝つ可能性もあるし、いずれ世界ランキング1位になることも十分考えられる。(ツアープロコーチ)

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