「チーム松山」一丸のマスターズV 早藤キャディー、初勝利に「最高です」 飯田トレーナーは涙で祝福

[ 2021年4月13日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー マスターズ最終日 ( 2021年4月11日    ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7475ヤード、パー72 )

マスターズを制し、「チーム松山」で記念撮影する(左から)飯田トレーナー、早藤キャディー、ターナー・マネジャー、松山、目沢コーチ(AP)
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 「チーム松山」のメンバーにとっても悲願の勝利だった。高校、大学の後輩でもある早藤将太キャディーは19年から専属。キャディーとして初めての勝利に「最高です。後から込み上げてくると思う」と達成感をにじませた。「僕より(松山)プロの方が数百倍、苦しかったんじゃないか。キャディーが代わったから成績が良くないとか言われるのは凄く嫌だと思うので」と先輩を気遣った。優勝直後、早藤キャディーは18番グリーンのピンをカップに戻すと帽子を取ってコースに一礼。謙虚な様子の動画がツイッターなどで広がり称賛の声が上がった。

 また、飯田光輝トレーナー(44)は「彼が努力し続ける姿を8年間見てきた。報われて本当によかった。英樹が一番勝ちたいと思ってきたマスターズで勝てたのがうれしい」と涙を浮かべた。

 契約する住友ゴム工業(ダンロップ)のサポートも大きかった。松山はこれまでさまざまなモデルのドライバー(1W)を模索してきたが、昨夏から同社のスリクソンZXシリーズを使用。メジャーで勝つために、飛距離や安定性を求めて選んだ1Wで最終日18番のティーショットもフェアウエーに置いた。

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2021年4月13日のニュース