東京五輪代表の鈴木亜由子が左太腿の故障で名古屋ウィメンズマラソンを欠場 五輪ぶっつけも

[ 2021年3月5日 17:29 ]

右太腿裏のケガから完全復活を果たした鈴木亜由子
Photo By 代表撮影

 名古屋ウィメンズマラソン(14日、バンテリンドームナゴヤ発着)の大会主催者は5日、東京五輪代表の鈴木亜由子(29=日本郵政グループ)が左脚外側大腿(だいたい)二頭筋腱の炎症で欠場すると発表した。五輪前最後のレースとして出場を予定していた鈴木にとって欠場は痛手。5月にはテスト大会もあるが、東京五輪本番へぶっつけ本番の可能性も出てきた。

 鈴木は19年9月の五輪代表選考会、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)以来のフルマラソンとして出場を予定していた。2月17日に名古屋市内で行われた招待選手発表会見では日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーが「(鈴木は)やっと夏から走れるようになったと聞いている。リモートでミーティングしたが、監督は良い練習ができていると言っていた。きっと自己ベストを目指して走ってくれるものと思っている」と期待を寄せていた。

 鈴木はMGC2位で五輪出場権を獲得。昨年1月下旬の合宿中に負った右太腿裏肉離れなどで戦線を長期離脱したが、昨年11月の全日本実業団対抗女子駅伝では5区で区間賞を獲得し、復調を印象付けた。
 

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2021年3月5日のニュース