沙羅、4大会ぶり銀!ノーマルヒル銅に続き、原田に並ぶ日本最多タイ4個目メダル

[ 2021年3月5日 05:30 ]

ノルディックスキー世界選手権第7日 ( 2021年3月3日    ドイツ・オーベルストドルフ )

ジャンプ女子個人ラージヒルで2位に入り、笑顔の高梨
Photo By ゲッティ=共同

 今大会から実施されたジャンプ女子個人ラージヒル(ヒルサイズ=HS137メートル)で、高梨沙羅(24=クラレ)が合計287・9点で2位に入った。個人種目で日本女子初の優勝は逃したが、13年以来4大会ぶりの銀メダルを獲得。3位だった個人ノーマルヒルに続き今大会2度目の表彰台に立ち、世界選手権のジャンプ個人では男子の原田雅彦に並ぶ日本歴代最多4個目のメダルを手にした。18年平昌五輪金メダルのマーレン・ルンビ(26=ノルウェー)が優勝した。

 表彰式で自身の名が呼ばれると、高梨は両手を上げてマスクの下に屈託のない笑みを浮かべた。銅メダルだった大会2日目の個人ノーマルヒルは「複雑」としたが、この日は言葉の端々に充実感がにじんだ。「最後まで自分の力を出し切ることができて、自分の可能性を感じることができた。最後のジャンプを良い形で締めくくれて自信になりました」

 1回目は不利な追い風が吹く中で126メートルと4位につけ、2回目はヒルサイズまで3メートルに迫る大飛躍を見せた。着地でテレマーク姿勢を入れることはできなかったが、空中では胸を張り過ぎずスキーを寝かせる意識を体現し「こっち(オーベルストドルフ)に来て一番良いジャンプだった」とうなずいた。

 11年のオスロ大会から6大会目。この10年間で女子ジャンプのレベルは格段に上がり、W杯通算60勝を誇る第一人者も「自分の中で何か変化がないとすぐに置いていかれてしまう。必死に食らいついてきた」という。銅メダルだった18年平昌五輪からはフォーム改造に着手。弘前大大学院で学ぶスポーツ医学も生かしつつ、スタートから段階的に見直してきた成果が表れ始めた。北京五輪プレシーズンで「試行錯誤して自分のジャンプを探してきて、やっと形になってきた」と確かな手応えを得た。

 まだ、空中の技術や着地は未完成。伸びしろを秘める24歳は「今回出た反省点を改善した結果がどうなるか、とても楽しみ」と自らに期待を込めた。まずは個人総合で2位につけているW杯の5度目制覇を達成し、北京五輪へ弾みをつける。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2021年3月5日のニュース