【荒磯親方 真眼】「残り腰」で勝てた正代、大関での取組にもつながる

[ 2020年9月28日 05:30 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2020年9月27日    両国国技館 )

翔猿(左)を突き落としで下す正代(撮影・久冨木 修)
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 終始、翔猿ペースでしたが、正代は最後の最後に懸けていた部分がありました。100%に近いくらいの完璧な相撲を取られた中、重心が少し右に傾いたところを見逃さずに突き落としを繰り出しました。それができるのも、足腰のよさがあるということです。この相撲のように我慢してしのいで勝つことは、自分のためになります。大関に上がると厳しい闘いは増えてきます。「残り腰」で勝てたことは、大関に上がってからの相撲につながっていきます。

 稽古場では鶴竜や白鵬のいい稽古相手というイメージがありましたが、「遊ばれながら強くなる」という言葉通り、正代は横綱にもまれて強くなっていきました。最初に三役から落ちたときは、なかなか上がってこられなかったのですが、腐らずに、やると決めたことをやってきたことが結果につながりました。大関に上がっても、強じんな下半身で上半身を立てながら、二本入れて攻めていく相撲を磨いていけばいいでしょう。 (元横綱・稀勢の里)

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