正代「追いついていない感じ」初Vから一夜明け 大関昇進確実に「自分を見直して精進」

[ 2020年9月28日 12:10 ]

初優勝から一夜明け、オンライン会見に臨んだ正代
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 大相撲秋場所で13勝2敗の成績で初優勝し、大関昇進を確実にした関脇・正代(28=時津風部屋)が千秋楽から一夜明けた28日、東京都墨田区の時津風部屋からオンラインで記者会見し、「緊張感から解放された。優勝したのは分かっているけど、自分が(その現実に)追いついていない感じ。ここからじわじわ来るんじゃないですか」といまだに夢見心地の心境であることを明かした。

 熊本県出身では優勝制度設立後は初の優勝とあって、地元は大いに盛り上がった。正代は地元への思い入れが強く、熊本地震の後には現地に慰問に赴いた。「被災地を見て悲しい気持ちになって、逆に頑張ろうという気持ちになった。自分にできることはなんだろうと考えた時、相撲で頑張ることで喜んでもらえるんじゃないかと思った」という。地道な努力のかいもあって、初優勝と大関の地位をつかんだ。宇土市をはじめ熊本の人々が喜んでいることを伝えられると「うれしい。たくさんの方々に応援していただいて、少しでも恩返しできたんじゃないか」と語った。そして「どこかのタイミングで一度帰れれば」と“凱旋帰郷”の構想を明かした。

 30日の11月場所番付編成会議、臨時理事会を経て、大関・正代が正式に誕生する。改めて大関の印象について聞かれると「今まで以上に責任を伴う地位なので、自分を見直して精進していけたら」と気を引き締めた。

 昇進伝達式で注目されるのが口上の内容だ。「いろいろ考えてはいるけれど、決めかねている。今後の自分と照らし合わせて決められれば」と考えている。これまでの口上で印象に残っているのは、稀勢の里(現荒磯親方)が横綱昇進の際に「横綱の名に恥じぬよう精進します」と述べた口上だという。「すごいシンプルだけど、すごい大事なことだなと思った」と印象を語った。

 秋場所は相手より先に踏み込む立ち合いで圧力をかけ、前に出る相撲で白星を積み重ねた。胸から当たる立ち合いでもしっかり力が伝わっていたが、今後は改善していく考えもあるようだ。「自分では(胸を出す立ち合いは)弱点だと思っている。もう少し前傾になれれば。そういうところも意識していきたい」と看板力士になるにあたって課題も口にした。

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