息子・正代の快挙 PV会場で見届けた両親「今は感無量」

[ 2020年9月28日 05:30 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2020年9月27日    両国国技館 )

正代の初優勝に大喜びする(手前左から)母の正代理恵さん、父の巌さん、後援会の金田光生会長
Photo By 共同

 7月に豪雨に見舞われた故郷熊本に勇気を届けた息子・正代の快挙を、両親は熊本県宇土市のPV会場で見守った。

 会場は100人限定の予定だったが、会場外を含め最終的には約250人が集まった。取組前には正代コールが起き、優勝を決めた瞬間に大きな拍手。父の巌さん(60)は「ホッとしました。今は感無量」と話し、母の理恵さん(56)は「本当にうれしいです。会場の声援が届いたと思います」と感激した。理恵さんの実家は正代が大好きな「クインシーメロン」も作る農家。今も正代に送り続けている。

 父の巌さんはこれまでの優勝争いに比べ、単独トップで迎える千秋楽に「違ったドキドキ感があった」という。前夜は夜中に目が覚め「寝られませんでした。興奮していた?かもです」と笑った。母の理恵さんは14日目の取組後、「今日は凄かった。あと1日頑張って」とエールを送ると、スタンプが返ってきたと明かした。地元では正代が白星を挙げると花火を上げている。この日は過去最多となる20発が熊本の夜空を彩った。

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