大敗も「ショック療法」東海大ラグビー部 リーグ3連覇へ抱負

[ 2020年9月23日 21:31 ]

リーグ開幕を前にオンライン会見に臨んだ東海大ラグビー部の木村季由監督
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 ラグビーの関東大学リーグ戦1部で3連覇を目指す東海大は23日、10月4日の開幕を前にオンライン会見を開き、木村季由監督、吉田大亮主将(4年)が出席した。新型コロナウイルスの影響で、今年度の活動は大きな制約を受けているが、木村監督は「やる以上、優勝を目指すのは間違いない」、吉田主将は「目指すべきところは日本一。そこは変わらず1戦1戦を戦う。ラグビーで1人でも多く日本を元気にしたい」と抱負を述べた。

 東海大では4月に神奈川県平塚市の湘南キャンパスへの入構が禁止に。7月までグラウンドが使えず、実質的に本格始動したのも8月の長野県・菅平高原での合宿からだったという。開幕前、唯一の実戦機会だった今月21日の帝京大との練習試合は7―84で大敗。木村監督は「今までのうちはセットプレー、スクラムは強い、ブレークダウンも強いという自信があったが、そこの覚悟が圧倒的に足りなかったし、意識にすり込む練習量が足りていない。体が(自信を)感じていない」と振り返りつつ、「ショック療法になったが、試合は意味のあるものだった」と語った。

 解散中は部員の間に「意識の差、取り組む姿勢の差があった」という中、苦労しながらまとめてきた吉田主将も「(練習試合で)立ち位置を理解できた。やるべき事は多いが、開幕前に明確になって良かった」と前向き。今年度は関東学院大との開幕初戦から4週連続で試合という過密日程となるが、「まずはしっかりリーグ戦を勝ちきりたい」と話した。

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2020年9月23日のニュース