ハネタク 裏千家で自身見つめ直す カヌーW杯遠征にも茶道道具持参「向こうでもお茶たてます」

[ 2020年9月23日 05:30 ]

成田空港から出発した羽根田
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 カヌー・スラロームカナディアンシングル男子東京五輪代表の羽根田卓也(33=ミキハウス)が22日、W杯出場のため渡欧。出発前に成田空港で取材に応じ、自粛期間中に茶道を始めたことを明かした。自分自身を見つめ直すために始め、現在は裏千家の教室で稽古を受けているという。「作法も覚えきれていないし、まだ“道”を付けるには早いレベルですけど」と照れ笑いを浮かべた。

 出発前の20日も稽古に参加し、茶の先生からエールの意味を込めて、茶菓子の落雁(らくがん)をもらったという。今回の遠征先には茶菓子を含めた茶道道具一式と入門書を荷物に詰め込んでおり「向こうでも茶をたてます」と話した。

 今後はスロバキアに練習拠点を置き、10月のスロベニア(16~18日)、11月のフランス(6~8日)の2戦に出場予定。いまだに欧州では新型コロナウイルスの感染拡大は収まっていないが「自分にとっては必要な遠征。リスクを冒してでも出たいと思った」と決意を口にし、飛び立った。 

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