卓球協会 中国代表選手を受け入れへ 新型コロナ拡大で母国に戻れず海外調整

[ 2020年2月22日 05:30 ]

 最強ライバルに救いの手を差し伸べる。日本卓球協会が、新型コロナウイルスの感染拡大により遠征先など海外で調整を続けている中国代表約50人を、日本国内に受け入れる方針を固めたことが21日、分かった。協会関係者によると、受け入れ先は関東地方の施設とする方向で最終調整している。

 国際卓球連盟や日本協会関係者によると、中国チームは1月にドイツでのワールドツアー、ドイツ・オープンに向けて出国。その後の感染拡大を受けて中国卓球協会から帰国しないように促され、現在は次に出場予定のカタール・オープン(3月3日開幕)が行われるカタールで調整している。

 日本には3月22~29日に韓国・釜山で行われる世界選手権団体戦の後に入り、6月まで滞在する。その後は遠征で日本を離れた後、東京五輪前に再び来日する予定となる。

 強豪の中国は日本にとって五輪でも大きな壁となるが、協会関係者は「ライバルだが敵ではなく友人。困っていれば助けたい」としている。

 中国代表には16年リオデジャネイロ五輪男子金メダルの馬龍(バリュウ)らトップ選手が多数含まれ、発熱などの症状は現時点で出ていないという。日本協会は、受け入れ先で練習公開などの機会を設けることも計画している。

 ▼日中の卓球交流 1956年、東京体育館のこけら落としとなった世界選手権に、当時国交正常化していなかった中国が参加して交流が始まった。71年4月に愛知県で開催された世界選手権には、文化大革命以降は不出場だった中国が6年ぶりに出場。米中が歩み寄るきっかけとなり、翌72年にニクソン米大統領が訪中、同年の日中国交正常化につながる一連の外交は“ピンポン外交”といわれる。過去に福原愛や平野美宇が中国スーパーリーグに参戦。現在は多くの中国人が日本で指導している。

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