データで見る八村の第31戦 第4Qに激減する八村のシュート回数

[ 2020年2月22日 13:15 ]

反則をコールされたウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズが東地区全体で最下位に低迷していたキャバリアーズに108―113で敗れた。第2Q序盤で最大16点をリードしながら第4Qで21―32とリズムを失っての逆転負け。キャバリアーズはリバウンド部門で1位となっているセンターのアンドレ・ドラモンド(26)を球宴直前のトレードで獲得しているとは言え、フリースローが絡む大詰めではベンチに下がっていただけに、問題はウィザーズ自体にあったのと思う。

 八村塁(22)はこの試合でフィールドゴール(FG)を13本中7本成功させて17得点。試合開始からわずか3分58秒の間に4本連続でシュートを成功させ、今季出場した31試合で22回目の2ケタ得点を記録していた。しかし97―95で迎えた第4Qの残り6分47秒からコートに登場すると無得点。リバウンドやスクリーン、パスなどに集中しているのは理解できたが、そもそも1度もシュートは放っておらず、この局面では“スコアラー”になっていなかった。

 そのラスト6分47秒、コート上にいたウィザーズでシュートを放ったのは八村以外の4人。センターのトーマス・ブライアント(22)は4本中2本のシュートをゴール下で決めたが、26得点を記録したブラドリー・ビール(26)のFG成功は6本中2本。球宴3点シュート・コンテストで3位となったダビス・バターンズ(27)は3本、ガードのイッシュ・スミス(31)は2本ともシュートを外し、同点機が2度あったにもかかわらず土壇場ではオフェンスがまったく機能しなかった。

 大きな疑問が残る。この試合のFG成功率はビールが32・1%、バターンズは28・6%、スミスは16・7%。それに対して八村は53・8%だった。7本以上のFGを成功して第4Qも出場した試合は12回目だが、1本もシュートを打たなかったのは、デビュー3戦目だった昨年10月26日のスパーズ戦以来、これが2回目。すでに新人の域を超えたと認められている選手をコートに置いてのチームの「シュート・セレクション」としてはどうも納得がいかない。

 確かにそこまでパッとしていなかったビールとバターンズ、スミスがクラッチ・ショットを沈めてくる可能性にかけるのは理解できる。しかし八村がスクリーン役を務めるのではなく、誰かを八村のためのスクリーンに使って、この日最も頼りになっていたはずの「駒」を使う一手があってもよかっただろう。

 日本語でいうところの臨機応変。今のウィザーズはこの“引き出し”が足りないのは事実だ。八村が7本以上のFGを決めて第4Qに出場した12試合の平均FG試投数は、平均6分43秒のプレータイムで1・83回。来季を見据えるなら、この数字はもっと増やしていいと思うのだが、スコット・ブルックス監督(54)、どうでしょうか?(高柳 昌弥)

 

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