萩野、浮上へ背水合宿 高地で調子上昇なるか…東京五輪へ「大切な時間」

[ 2020年2月22日 05:30 ]

成田空港で取材に応じる萩野公介
Photo By 共同

 16年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(25=ブリヂストン)が21日、スペイン・シエラネバダでの高地合宿に出発した。五輪代表選考会となる日本選手権(4月1~8日、東京アクアティクスセンター)に向け、標高約2300メートルのプールで約1カ月練習を行う。18年6月以来、約1年半ぶりの高地合宿に「怖さはなく、楽しみ。物凄く濃い、大切な時間になる」と力を込めた。

 モチベーション低下などによる不振を理由に昨年は約3カ月、休養。8月のレース復帰後は調子が上がらない。日本選手権前最後の大会となった今月のコナミオープンは個人メドレーの200メートルで2位、400メートルで4位に終わった。シエラネバダはリオ五輪前も合宿を張った場所。平井コーチは「リオ前にも金メダルを獲りに行った場所。それを思い出して、自分を見つめ直す合宿にしてほしい」と期待し「レースを想定した練習をすると心技体がそろわなくなる」とレース感覚を取り戻す必要性を強調した。

 五輪出場には日本選手権決勝で日本水連が定めた派遣標準記録をクリアすることが最低条件。その上で、萩野が出場を検討する400メートルと200メートルの個人メドレーは、既に内定している瀬戸を除く最上位に入る必要がある。派遣標準は400メートルが4分15秒24、200メートル個人メドレーが1分57秒98。休養明けは一度も切れていないが「400メートル個人メドレーは4分8~9秒じゃないと夏本番で戦えない。200メートルも1分56秒台前半から中盤は出したい」。スイマーだけに、背水の合宿も望むところだ。

 【萩野 苦闘の道のり】
 ☆19年2月16日 コナミオープンの400メートル個人メドレー予選で自己ベストから17秒以上遅いタイムを記録して、決勝を棄権。
 ☆同18日 同19日からスペインで予定していた高地合宿の参加を見送ることを決定。
 ☆同3月15日 所属事務所を通して4月の日本選手権の欠場を発表。日本代表選考会を兼ねるため、世界選手権(韓国・光州)出場の可能性も消滅。
 ☆同8月3日 W杯東京大会の200メートル個人メドレーで約半年ぶりにレース。
 ☆20年1月24日 北島康介杯の200メートル自由形決勝で10人中最下位に終わる。翌25日の400メートル個人メドレーを棄権した。

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