釜石W杯中止もカナダ選手が市内で清掃活動 台風被害の住民から感謝

[ 2019年10月13日 19:16 ]

台風被害に遭った岩手県釜石市内で清掃活動をするタイラー・アードロン主将(右)らラグビーW杯カナダ代表
Photo By 共同

 ラグビー・ワールドカップのナミビア―カナダ戦が、台風19号の影響で中止された岩手県釜石市。「東日本大震災からの復興の発信」を掲げ準備を進めてきた。台風被害の一報を聞いたカナダ代表選手は13日、屈強な体を生かして市内で清掃活動を実施、住民から感謝の声が上がった。

 試合中止となったカナダ代表選手は午後、一帯が約1メートル冠水した地域で約1時間半にわたり泥を片付けるボランティア活動を実施。196センチ、112キロのジョシュ・ラーセン選手(25)らが道路を覆った泥をシャベルですくい、次々と土のう袋に詰めた。

 自宅前が泥の海だった坂元恵子さん(70)は「頼もしい。軽々持ち上げるし、すごく助かる」と目を潤ませた。

 釜石市では、被災直後から住民らがW杯誘致に奔走。新日鉄釜石が日本選手権を7連覇した時のメンバーで、大成建設社員として、釜石鵜住居復興スタジアムの建設にも携わった石山次郎さん(62)は「結果的に1試合になったが、やって来たことをステップにして、復興に向けて進んでほしい」と話した。

 スタジアム前では、キックオフ予定時間の午後0時15分ごろ、大勢のファンらが集まり釜石名物の大漁旗を掲げた。

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