元日本代表・伊藤剛臣氏「頭から突き刺され!」スコットランド戦勝利を断言

[ 2019年10月13日 14:57 ]

ラグビーW杯1次リーグA組最終戦   日本―スコットランド ( 2019年10月13日    日産ス )

スコットランド戦の勝利を断言したラグビー元日本代表・伊藤剛臣氏
Photo By スポニチ

 元ラグビー日本代表主将でフジテレビ「バイキング」の出演でもおなじみの伊藤剛臣氏(48=ホリプロ)が日本の8強進出を断言した。13日のスコットランド戦で引き分け以上なら初の8強進出が決まる日本代表。伊藤氏は「全員が頭から突き刺さるような激しいタックルが80分間できれば、おのずと勝機は見えてきます」とエールを送った。

 伊藤氏はかつてスコットランドを破った男だ。高校日本代表の一員としてスコットランドの高校代表を撃破したのは1989年のこと。03年のW杯では激しいディフェンスでスコットランドと接戦を演じた。結局敗れたものの、勇敢なプレーぶりが評価され、当時の日本代表は世界から「ブレイブ・ブロッサムズ」と称賛された。

 タフな一戦が予想される今回のスコットランド戦。伊藤氏は3選手に警戒感を強めた。世界屈指のキッカーとして名高いSHレイドロー、指令塔のSOラッセル、FBホッグの3人だ。「この3人が得点源。この3人に対して、80分間いかに一貫してプレッシャーをかけ続けられるか」をテーマに挙げた。前回W杯では完敗を喫した強豪が相手。「イージーなミス、判断ミス、反則が勝敗を分ける。ミスをした方が負けるでしょう」と指摘した。

 ここで、伊藤氏のラグビー界における功績にも触れておきたい。法政二でラグビーを始め、法大3年時に大学選手権に優勝。94年に神戸製鋼へ入社した。全国社会人大会、日本選手権7連覇に貢献し、03年にはチームをトップリーグ初代王者へと導いた。舞台を世界に移しても存在感は際立った。屈強な肉体と独特のステップで一時代を築き、W杯には99年、03年と2大会連続で出場。日本代表キャップは62を数える。

 被災地でつむいだラグビー人生だった。95年に阪神・淡路大震災を経験した伊藤は、競技者人生の終着駅として釜石を選択した。11年の東日本大震災で甚大な被害に見舞われた同市。12年に神戸製鋼から移籍を決断したのは「ラグビーで街を盛り上げたい」という一心だった。「神戸の震災の時には全国から温かい応援をいただいた。ラグビーを通じて、釜石の復興に少しでも役立ちたかった」。ラグビー人生の終盤は釜石にささげ、18年2月に現役を引退した。

 日本代表のジョセフ・ヘッドコーチとは99年のW杯でともにプレーした間柄だ。指揮官とは親交も深く、今回のW杯前にも興味深い話を聞いたという。「ストレスは最高の準備でなくなる。プレッシャーは楽しむものだ」――。この言葉を聞いた瞬間、今回の日本代表の躍進を確信したという。元祖鉄人FWは「スクラムとライアンアウトの安定こそ、日本最大の強みです。そこに世界一の仕事量と運動量。後輩の頑張りはうれしいし、本当に頭が下がります」と期待を寄せた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「卓球」特集記事

2019年10月13日のニュース