マラソン男子、東京五輪代表は大迫本命も“誰が勝ってもおかしくない”

[ 2019年3月12日 09:30 ]

東京五輪500日前 本紙記者注目の代表争い

男子マラソンの大迫傑
Photo By スポニチ

 夏場に選考会が行われる男子マラソンは誰が勝ってもおかしくない。代表3枠のうち、2枠が決定する9月15日の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」では日本記録保持者の大迫傑が大本命。3日の東京マラソンは途中棄権したが「やってきたことは間違いない」とMGCに切り替えている。

 前日本記録保持者の設楽悠太は元日のニューイヤー駅伝を体調不良で欠場すると全日本実業団ハーフ、東京マラソンも回避。レース勘に不安も残る。一方、暑熱環境下のレースに実績があるのはジャカルタ・アジア大会優勝の井上大仁だ。ラストの競り合いを制した粘りや経験が自信になっている。

 18年福岡国際マラソン優勝の服部勇馬も20度を超えるレースを制し、暑さへの適性を見せた。川内優輝はMGCには出場しない方向だが、万が一にも参戦すれば台風の目になるのは間違いない。(河西 崇)

 ▽マラソン男子の東京五輪への道 9月15日のMGCで優勝すれば五輪代表に内定。2、3位のうち「MGC派遣設定記録」(2時間5分30秒)を突破した最上位者も内定する。突破者がいない場合は2位が自動的に内定となる。3枠目は19年冬〜20年春開催の3大会で派遣設定記録(5月以降決定)を突破した最上位の記録者を選考する。

続きを表示

2019年3月12日のニュース