競泳男子の東京五輪代表争い 200Mバタは大也が本命 リオ銀・坂井が底力見せるか

[ 2019年3月12日 09:30 ]

東京五輪500日前 本紙記者注目の代表争い

競泳男子の瀬戸大也(撮影・西川祐介)
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 ハイレベルな代表争いが展開されているのが200メートルバタフライだ。本命は昨夏のアジア大会で優勝を果たした瀬戸。リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した400メートル個人メドレーが本命種目だが「2バタ(200メートルバタフライ)でも日本記録を出したい」と、08年に松田丈志氏が出した日本記録に照準を定める。

 昨年の全日本選手権を制した幌村も有力候補。昨年8月のパンパシフィック選手権で決勝進出を逃したが直後のアジア大会では瀬戸に次ぐ2位と健闘した。パンパシで6位に入った矢島にもチャンスはある。

 巻き返しを期すのが、16年リオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井だ。日本代表から落選した昨年は右肩痛を発症。8月に痛みの原因だったガングリオン(良性腫瘤=しゅりゅう)の摘出手術を受けた。復帰後も好記録は出ていないが、底力はあるだけに、代表争いに割って入る可能性は十分にある。(木本 新也)

 ▽競泳東京五輪への道 7月の世界選手権(光州)で金メダルを獲得すれば出場が内定。また、20年4月の日本選手権で、日本水泳連盟が定める派遣標準記録を突破して2位以内に入れば出場資格が与えられる。

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2019年3月12日のニュース