日本代表候補合宿に“グレイシー流”柔術導入 過去に体験SH田中「外国人へのタックルの恐怖心和らいだ」

[ 2019年3月12日 18:25 ]

ニュージーランド人の柔術家の指導の下、受け身などの基本練習を行うFW陣
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 ラグビーW杯日本代表候補合宿は12日、沖縄県読谷村での第6クール2日目の練習を行った。午前は室内施設でBK、FW陣に分かれて格闘技の動作で汗を流す「コンバット・セッション」を消化。ニュージーランド人の柔術家ライアン・ヘンリー氏(41)を招き、柔術の基本となる受け身やほふく前進などを叩き込まれた。

 ニュージーランドの道場で約500人の門下生がいるというヘンリー氏は、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(49)がハイランダーズを率いた際にも柔術を指導。総合格闘家ヒクソン・グレイシーの弟ホイラー・グレイシーの道場に通い、柔術を直接伝授された経歴を持つ。同氏は「起きるスピードやバランス感覚、ブレークダウンでの体の使い方、基本的なアジリティーやモビリティーなど。格闘系の技術をラグビーに応用する」と語った。

 コンバットセッションは20日まで続く。ハイランダーズ時代に同氏の指導を受けたこともあるスクラムハーフの田中史朗(34=パナソニック)は「しんどかった思い出しかない。明日からバチバチやると思う」と苦笑いしながらも「タックルの部分で。室内でバチバチ、タックルでブレークダウンしたり、力の入れ方をやった。外国人に対しての恐怖心は、あの時で和らいだんじゃないかなと思う」と効果を語った。

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