柔道男子73キロ級、東京五輪争いは大野VS橋本 王者君臨か遅咲きの才能開花か

[ 2019年3月12日 09:30 ]

東京五輪500日前 本紙記者注目の代表争い

柔道男子の大野将平
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 好んで発する「圧倒的」な強さが戻ってきた。リオ五輪後は修士論文執筆などで戦列から遠ざかった男子73キロ級の大野は、昨年から本格復帰すると夏のアジア大会(ジャカルタ)を制覇。その後の国際大会も連勝しているが、本人に言わせれば今は「枝葉の部分をリアルな実戦で試す」時期。2月のドイツでの国際大会では、通常と逆の組み手で戦うなどの目に見える戦術から、本人にしか分からないミクロの技術まで試した。「やることは一つ。自分の柔道を突き詰めること」と視線は一段も二段も上を向いている。

 対抗馬の橋本は昨年は苦しい一年となった。5月に左肩を負傷。万全で臨めなかった世界選手権では、決勝で右目が全く見えない状況で戦い準優勝にとどまった。それでも2月の今年初戦は優勝を果たし、持ち前の明るさを取り戻しつつある。

 実績、勢いは大野に軍配。ただ、最後の直接対決は16年4月。同学年の五輪王者打倒に執念を燃やす橋本が、3年ぶりの直接対決で遅咲きの花を咲かせるか。(阿部 令)

 ▽柔道の東京五輪への道 国際柔道連盟(IJF)のランキングシステムによる出場資格を持った選手が選考対象となる。全日本柔道連盟が国内外の大会成績から算出するポイントなどを参考に、最終的に20年4月の最終選考会後の強化委員会で選出する。

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