錦織、初戦突破もヒヤリ マナリノを称賛「前回より2倍強かった」

[ 2019年3月12日 05:30 ]

テニスBNPパリバ・オープン ( 2019年3月10日    米カリフォルニア州インディアンウェルズ )

男子シングルス2回戦でマナリノと対戦した錦織
Photo By 共同

 男子シングルスで第6シードの錦織圭(日清食品)は、初戦の2回戦でアドリアン・マナリノ(フランス)を6―4、4―6、7―6で退けた。3回戦でフベルト・フルカチュ(ポーランド)と当たる。男子ダブルス2回戦でマクラクラン勉、ヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)組はレイベン・クラッセン(南アフリカ)マイケル・ビーナス(ニュージーランド)組に4―6、6―7で敗れた。

 初戦敗退のピンチを勝負強さではね返した。左利きのマナリノに苦戦した錦織は「2セットで終わらせることができたかもしれないが相手の守備が良かった。前回対戦した時よりも2倍は強かった」と健闘した相手を素直に称えた。

 第2セットを落とし、最終セットも5―5の第11ゲームでブレークを許し、万事休すと思われた。だが、第12ゲームを奪い返し、タイブレークでは得意のバックハンドでポイントを重ねて相手を振り切った。

 4大大会の次に規模が大きい今大会はベスト8が最高成績。使用球が高く跳ねやすいコートで「天気によってラケットのテンションも変わりやすいし、ボールの感覚も変わる。難しい」と不得手にしている。上位に進出するため、苦手意識を払しょくすることが鍵となりそうだ。

続きを表示

2019年3月12日のニュース