貴景勝“天敵”に初黒星　御嶽海戦はこれで5連敗

大相撲春場所3日目 （ 2019年3月12日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜大相撲春場所3日目＞貴景勝（左）に土をつけた御嶽海は舌をペロリ（撮影・中村　与志隆）
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　大関獲りの関脇・貴景勝（22＝千賀ノ浦部屋）が“天敵”に初黒星を喫した。さらに低い当たりで来た小結・御嶽海を起こせず、すぐに回り込んだものの相手を呼び込んでしまった。隙を突いて体を寄せにきた相手にもろ差しを許して、勝負は決まった。

　御嶽海戦はこれで5連敗。戦う前の精神状態を問われ「そこに持っていく気持ちは悪くなかった」と振り返る。それよりも打開策が見出せない状況に「体の感覚に任せて相撲するタイプだけど、それが通用しなかった」と唇をかんだ。

　昇進目安は10勝以上される中、今場所初めての三役との対戦に敗れた。4日目は大関・栃ノ心を撃破した新三役の小結・北勝富士戦。「甘いこといくとは思っていない。そんな楽な訳がない」と気持ちを切り替えた22歳。まだ3日目。心には勝っておごらず、負けて腐らずの精神が宿っている。