イ・ボミ 復活へ“先輩の支え” ショットへの自信がきっかけになるか

[ 2018年8月20日 10:30 ]

CATレディース第2日 1番、傘を指して笑顔を見せるイ・ボミ(撮影・沢田 明徳)
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 大会連覇は2で止まった。17日から3日間、神奈川県の大箱根CCで行われた女子ゴルフのCATレディース。3試合ぶりに予選を突破したイ・ボミ(29=韓国)は通算2アンダーで26位で大会を終えた。3連覇こそならなかったが、その表情は明るかった。

 「グリーンが早くてピンの位置も難しくて…。もっとパットの練習が必要だな、と思いました。でも、ショットは良かった。ショットが悪くなってから、状態も悪くなっていたので。今後に向けて自信になりました」

 15、16年の賞金女王が、今季も不調に苦しんでいる。14試合に出場し、最高順位は11位。一方の予選落ちは6回を数える。今大会開幕前日のこと。状態がよかった時を100%とすると、今の状態は?との問いにイ・ボミはこう答えた。

 「う〜ん。正直、何%なのか分からないんです。自分で自分が今どれくらいなのかを判断できないくらいで…。1日楽しくゴルフをしたいですよね」

 状態の悪さに加えて、病が重なった。6月には腸の炎症である「憩室炎」を発症。母国の韓国で4日間の入院を余儀なくされた。7月の大東建託いい部屋ネット・レディースで復帰も、8月上旬には一時帰国して再検査を受けたという。まだ、検査結果は出ていないが「大丈夫」と体調に問題はない模様。食べ物やストレスが原因とされ「これからはストレスなしで」と笑った。

 苦しむイ・ボミの支えとなっているのが、同郷の先輩たち。NEC軽井沢で黄アルムが優勝を飾ったことに刺激を受けた。「オンニ(お姉さんの意味)と合宿にも行ったことがある。どれくらい努力したのか分かっているので、それが結果に出ていてうれしい。私もあれくらい努力しないと。オンニを見て、私も頑張る」。黄も前半戦は苦しんでいただけに、7、8月で2勝を挙げた姿に自らを重ねている。

 もう1人がアン・ソンジュだ。不振に苦しむイ・ボミのことを常に気に懸け、ことあるごとにアドバイスをもらったという。「“ストレスを感じるな!”っていう言葉が1番印象に残ってますね」と苦笑いした。アン自身も度重なるケガなどで不振を極め、「ゴルフをやりたくない」という時期を経験している。だからこそ、その言葉は身に染みる。

 「オンニはアドバイスのあとにいつも“こんなこと言ってくれるオンニはいないでしょ?”って言うんです(笑い)こういう環境を先輩たちが作ってくれるから、私はゴルフ場に来たくないという風にはなりません」

 取材を終え、イ・ボミは笑顔で会場を後にした。先輩たちの支えもあり、今大会で掴んだというショットへの自信。それが復活へのきっかけになって欲しい。(記者コラム)

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