バスケ4選手が買春で強制帰国 山下団長「期待を裏切る行為。許されない」

[ 2018年8月20日 12:15 ]

バスケ4選手が不適切行為が発覚、会見で厳しい表情を浮かべる山下団長(撮影・木村 揚輔)
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 ジャカルタ・アジア大会のバスケットボール男子日本代表が公式ウエアで市内の歓楽街を訪れた問題を受け、20日、該当の4人を日本選手団から外し、この日の早朝に帰国させたことを発表した。選手は橋本拓哉(23=大阪エヴェッサ)、今村佳太(22=新潟アルビレックスBB)、佐藤卓磨(23=滋賀レイクスターズ)、永吉佑也(27=京都ハンナリーズ)。日本オリンピック委員会(JOC)が定める行動規範に違反したため。

 JOCによると、当該4選手は、16日にあった1次リーグ2戦目のカタール戦終了後、日本選手団の公式スポーツウエアを着て、食事を取るために選手村外へ外出。日本食店で飲食をした後、日系人に声をかけられて立ち話をした後、女性が接客をする店を紹介された。日系人の仲介により、4選手はそれぞれ女性を伴ってホテルへ行き行為に及んだ後、ホテル周辺で待ち合わせ、タクシーに乗って17日未明に選手村に戻ったという。

 日本選手団の山下泰裕団長(61)が同日会見をし「日本選手団員としての行動規範に違反する行為がありました。応援してくださる多くの国民の皆様、関係者の皆様に対し、大変なご迷惑をかけ、期待を裏切る行為をしました。心から深くお詫びを申し上げます」と謝罪し、代表認定を取り消したと発表した。報道陣のやりとりの中で、「1番大きな問題は深夜に、買春? そういう行為をしたことが許されないと判断しました」と、厳罰処分の理由を説明した。

 男子バスケットはここまで1勝1敗で22日に香港戦を控える。12人で登録しているチームは、4人が離れた後も8人で大会を続ける。強制帰国をさせられた4人は自費で帰った。

 日本選手団の行動規範は「競技での活躍だけでなく、競技を離れた場でも社会の規範となる行動を心がける」としている。4年前の前回仁川大会では競泳選手の窃盗事件が起きた。

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2018年8月20日のニュース