暁斗、距離で一時首位も5位 表彰台を逃すも表情には暗さなし

[ 2018年3月16日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯複合 ( 2018年3月14日    ノルウェー・トロンヘイム )

 14日に個人第18戦が行われ、平昌五輪個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗(北野建設)は5位だった。首位の個人総合得点では2位ヤン・シュミット(ノルウェー)との差を178とした。渡部暁は、前半飛躍(ヒルサイズ=HS140メートル)は131・5メートルで5位。首位と36秒差でスタートした後半距離(10キロ)で一時は先頭に立ったが、終盤にかわされた。ファビアン・リースレ(ドイツ)が今季2勝目。飛躍トップの山元豪(ダイチ)は10位だった。

 3試合ぶりに表彰台を逃しても、渡部暁の表情に暗さはない。首位と36秒差で出た距離は序盤から積極的に飛ばして4キロ付近でトップに立ち、終盤まで先頭を引っ張った。駆け引きせず真っ向勝負で5位。「(個人総合2位の)シュミットより先にゴールできたのは収穫」と、総合初制覇にまた一歩近づいたことに価値を見いだした。個人戦は残り4試合。「悔しい気持ちがあると次への糧になる。もう2、3勝してシーズンを終わりたい」と高らかに宣言した。

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2018年3月16日のニュース