大坂、また金星で4強入り!「圭に続きたい」初Vへ射程圏内

[ 2018年3月16日 05:30 ]

テニスBNPパリバ・オープン・女子シングルス準々決勝 ( 2018年3月14日    米カリフォルニア州インディアンウェルズ )

女子シングルス準々決勝でガッツポーズする大坂なおみ
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 女子シングルス準々決勝で世界ランキング44位の大坂なおみ(20=日清食品)が再び元世界1位狩りに成功した。1回戦のマリア・シャラポワ(30=ロシア)に続き、現在世界5位のカロリナ・プリスコバ(25=チェコ)に6―2、6―3で快勝。4大大会に次ぐカテゴリーの今大会で堂々の4強入りを決めた。16日(日本時間17日)の準決勝では、現在世界1位のシモナ・ハレプ(26=ルーマニア)と対戦する。

 伸び盛りの20歳がまたしても世界1位経験者の壁を破った。16年全米準優勝で、昨夏に世界1位にもなった強豪を1時間18分で圧倒。「決勝へ進んで勝てればもっとうれしい。(男子の錦織)圭に続きたい」と日本女子のエースとして優勝を視界に捉えた。

 昨年8月の初対戦は腹筋痛で途中棄権したが、今回は持てる力を全てぶつけた。1メートル86の長身から打ち下ろしてくる相手のサーブとフラットなショットへの対策を入念に行い、その成果を第1セットから発揮。鍵となるリターンで重圧をかけ、第1ゲームでいきなりブレークに成功。第2セットも2―3から4ゲームを連取するなど、4度のブレークで畳みかけた。

 今大会は年間4大会ある「プレミア・マンダトリー」と呼ばれるカテゴリーで、4大大会に次ぐ格付けになっている。特に今大会は4大大会同様に優勝まで7試合を勝ち抜く必要がある。

 そのタフな大舞台で大坂は1回戦で元1位のシャラポワ、2回戦で元2位のA・ラドワンスカ(ポーランド)を破って勝ち上がった。準決勝で対戦するのは現在世界1位に君臨するハレプ。1月の全豪オープンで屈した相手に雪辱のチャンスがやってきた。

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