松鳳山、良薬5連勝 懸命リハビリの二所ノ関親方に届けた白星

[ 2018年3月16日 05:30 ]

大相撲春場所5日目 ( 2018年3月15日    エディオンアリーナ大阪 )

荒鷲(左)を寄り切りで破って全勝を守った松鳳山
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 平幕の松鳳山が自身の記録を更新する初日からの5連勝を飾った。荒鷲の小手投げでバランスを崩しながら、体勢を立て直して反撃して寄り切り。昨年10月に頭部の手術を受けた二所ノ関親方(元大関・若嶋津)がリハビリで不在の中、師匠に心配をかけまいと懸命の土俵を続けている。一人横綱の鶴竜は取り直しの末に平幕・宝富士を退け5連勝。平幕・魁聖も勝ち、全勝は3人となった。

 荒鷲の右小手投げを食らい、松鳳山は相手に背中を向ける形で俵に詰まった。絶体絶命の窮地でも、相手の隙は見逃さなかった。「向こうは(小手投げが)決まったと思ったんでしょう。棒立ちだった」。助走をつけて当たってから、右で張って右上手をつかみ、一気に寄り切った。

 幕内では過去3度あった初日からの3連勝が最高で、初めて序盤を無傷で終えた。負けが込むと一日が長いと感じる力士が多い中、松鳳山は「勝っている方が長い」と感じるという。理由は「勝つのは大変だなと思うから」。だが、そんな“苦しみ”も、恩返しのためと思えばたやすいことだ。

 師匠の二所ノ関親方は昨年10月に船橋市内の路上で倒れ、一時意識不明となった。意識は回復し、現在は現場復帰を目指して懸命のリハビリを続けている。その師匠を心配させたくないという思いが強い。「師匠が戻ってくるまでは、ちゃんとやっていることを見せたい。リハビリに専念できるようになってもらえれば」。白星は師匠にとって良薬となると信じている。

 松鳳山にとって、春場所は鬼門だ。関取になってからの過去6年は全て負け越しで、3年前は1勝14敗。大阪府高石市にある現在の宿舎に移ってから勝ち越していないだけに「勝ち越している姿をちゃんと見せるのが大事」と考えている。6日目は大関・豪栄道戦。師匠と後援者を喜ばせるためにも、結果を求めて土俵に上がる。 

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