吉田夕&両角友に奇跡のエンゼル 0−6からもぐもぐ後に逆転

[ 2018年3月16日 05:30 ]

カーリング全農日本混合ダブルス選手権第2日 ( 2018年3月15日    青森・みちぎんドリームスタジアム )

作戦がうまくいき、笑顔を見せる両角と吉田夕
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 平昌五輪女子で銅メダルを獲得したLS北見の吉田夕梨花(24)と、同五輪男子8位のSC軽井沢ク・両角友佑(33)とのペアは連勝し、1次リーグC組で通算2勝1敗とした。この日2試合目は序盤に0―6とされながらハーフタイムにチョコボールを食べ奇跡の大逆転。藤沢五月(26)山口剛史(33)組はA組で4戦全勝、吉田知那美(26)清水徹郎(30)組はB組で3戦全勝とした。

 日本選手権5連覇、平昌五輪出場など百戦錬磨の両角友が、思わずつぶやいた。「諦めないことって大事だな」。この日2試合目の西沢・森本戦は第3エンドを終え0―6。第4エンドに5点取った後の“もぐもぐタイム”で、吉田夕が取り出したのはチョコボールだった。「僕は甘いもの大好きなんで」とエネルギーを補給。金は1つ、銀なら5つ集めると景品がもらえる「エンゼル」は出なかったが代わりに勝利の女神が降臨した。

 8―9で迎えた最終第8エンド。吉田夕がラストショットを決め、11―9で奇跡の逆転劇は完結した。試合後はLS北見のルーティンに従って、2人は抱き合った。「恥ずかしい」と苦笑いの両角友だが、白星と抱擁を積み重ねていく。

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