キャバリアーズのジェームズが今季3回目のトリプルダブル ロケッツは9連勝

[ 2017年12月10日 15:57 ]

トリプルダブルで勝利に貢献したキャバリアーズのジェームズ(AP)
Photo By AP

 NBAは9日に各地で10試合を行い、キャバリアーズは地元クリーブランド(オハイオ州)で76ersを105―98(前半52―46)で振り切って19勝8敗。レブロン・ジェームズ(32歳)は30得点、13リバウンド、13アシストで今季3回目のトリプルダブルを達成した。

 ジェームズが個人成績の3部門に2ケタの数字を残したのはNBAデビュー以来、通算58回目。歴代6位のラリー・バード(元セルティクス)にあと「1」と迫った。またチーム最後の22点にはすべて得点かアシストで絡んでおり、これは第4Qで終わった試合としては今季リーグ最多の土壇場での“仕事量”となった。

 76ersはチーム最多の23・5得点と11・1リバウンドを挙げていたセンターのジョエル・エンビード(23歳)を休養させながら粘ったが惜敗。第4Qの残り4分43秒で96―91としながら試合をひっくり返され、今季13勝12敗となった。

 セルティクスを抜いてリーグ全体首位に立っているロケッツは敵地ポートランド(オレゴン州)でトレイルブレイザーズを124―117(前半62―62)で退けて9連勝で20勝4敗。ジェームズ・ハーデン(28歳)が48得点をたたき出し、第3Q途中で14点差をつけられながら第4Qを40―19と圧倒して勝利を収めた。

 ロードでは12勝1敗。クリス・ポール(32歳)も26得点と7アシストを稼ぎ、今季出場した10試合でチームはすべて白星をもぎとった。

 トレイルブレイザーズは13勝12敗。ダミアン・リラード(27歳)がチーム最多記録に並ぶ9本の3点シュートを決めて35得点を記録したが、第4Qではリズムを作れなかった。

 サンダーのラッセル・ウエストブルック(29歳)もキャバリアーズのジェームズ同様、グリズリーズ戦で20得点、11リバウンド、14アシストという内容で今季8回目のトリプルダブルをマーク。フィールドゴールは29本中7回、3点シュートは12本中1本しか決められなかったが、歴代4位の達成回数は87に伸びた。

 試合は延長の末にサンダーが102―101(前半46―57、延長10―9)で競り勝って12勝13敗。ロードでは今季13戦でようやく3勝目を挙げた。

 グリズリーズは8勝18敗。90―92で迎えた第4Qの残り4秒でマーク・ガソル(32歳)がフリースロー(FT)の2本目を外し、残り1秒に再びFTのチャンスが巡ってきたが、今度はタイリキ・エバンス(28歳)が1本目をミス。これで試合は延長に突入したが、101―100と1点をリードして迎えた延長の残り8秒にはジャマイケル・グリーン(27歳)がFTを2本とも失敗し、この3秒後にサンダーのウエストブルックに逆転のシュートを決められた。

 グリズリーズのこの日のFT成功は17本中10本で成功率は58・8%。サンダーも58・1%と低調だったが、勝負どころでの失敗が明暗を分けた。

 <その他の結果>

クリッパーズ(9勝15敗)113―112ウィザーズ(14勝12敗)

 ヒート(12勝13敗)101―89ネッツ(10勝15敗)

 レイカーズ(10勝15敗)110―99ホーネッツ(9勝16敗)

 ホークス(6勝19敗)117―110マジック(11勝17敗)

 ブルズ(5勝20敗)104―102ニックス(12勝13敗)

 スパーズ(19勝8敗)104―101サンズ(9勝19敗)

 バックス(15勝10敗)117―100ジャズ(13勝14敗)

続きを表示

この記事のフォト

2017年12月10日のニュース