チーフス 劇的結末 延長「後攻」ながら2度目のFGで勝利

[ 2016年11月28日 17:04 ]

 NFLは27日に各地で第12週の12試合を行い、AFC西地区の覇権を争っているチーフスは敵地デンバーで延長の末に30―27(前半9―3、延長6―3)でブロンコスを下して8勝3敗。同地区首位のレイダースも勝ったためにゲーム差は「1」のまま変わらないが、第4Qの残り12秒にTDパスと2点コンバージョンで追いつき、延長では「後攻」ながら2度目のFGで勝利を収めるという劇的なエンディングとなった。

 その延長ではまずブロンコスのブランドン・マクマナス(25歳)が44ヤードのFGを成功。チーフスは1メートル73の小柄なキッカー、カイロ・サントス(25歳)が37ヤードを入れ返して試合を振り出しに戻した。

 そしてブロンコスは延長の残り1分8秒、敵陣44ヤード地点でパントではなくFGを選択。すべてをマクマナスに託して62ヤードの決勝FGを狙いにいったが、ボールは低い弾道でポストの左に外れた。

 これに乗じてチーフスは反撃。タッチバックならば自陣20ヤード地点からの攻撃だったが、相手がFGを失敗したためにブロンコス陣内48ヤード地点からのドライブとなり、QBアレックス・スミス(32歳)がオフェンスをコントロールして敵陣16ヤード地点まで進撃。残り2秒、サントスが蹴ったボールはポストの左を直撃したが、幸運にも内側に跳ね返って34ヤードの決勝FGとなった。

 昨季の王者ブロンコスはAFC西地区の優勝争いに加わるには引き分けではなく勝ち星が必要だったこともあり、最後は大きな賭けに出たがこれが裏目。今季成績は7勝4敗となり、レイダースには残り5試合となった段階で2ゲーム差をつけられた。

 AFC西地区首位のレイダースは地元オークランドでパンサーズに35―32(前半24―7)で競り勝って5連勝。QBデレク・カー(25歳)が指を負傷しながらも315ヤードと2TDをパスで獲得し、14シーズンぶりの勝ち越し(9勝2敗)を確定させた。

 昨季のスーパーボウルに出場したパンサーズは4勝7敗。NFC南地区では最下位に沈んでおり、プレーオフ出場はきびしくなった。

 NFC東地区2位のジャイアンツは敵地クリーブランドで不振のブラウンズを27―13(前半14―6)で退け、6連勝で8勝3敗。QBイーライ・マニング(35歳)が3つのTDパスを成功させて、5季ぶりのプレーオフ進出に向けて一歩、前進した。

 ブラウンズはリーグ史上9回目の開幕12連敗。昨季からは通算15連敗で、終盤を5連敗で終えた14年シーズンの第12戦からは3勝30敗となった。

 セインツのQBドリュー・ブリーズ(37歳)は地元ニューオーリンズでのラムズ戦で310ヤードと4TDをパスでマーク。今季のパスTDは30となった。

 ブリーズのシーズン30TD以上は9回目で、これは引退したペイトン・マニング(ブロンコスほか)とブレット・ファーブ(パッカーズほか)と並んで歴代最多。ホームでのTDパス連続記録は60試合となり、1試合4TD以上はマニング(35回)に次いで史上2人目となる30回に到達した。

 ただしセインツは5勝6敗でNFC南地区では3位。首位ファルコンズ(7勝4敗)には2ゲーム差をつけられている。

 ラムズは4勝7敗。ドラフト全体トップで指名されたQBジャレッド・ゴフ(22歳)は先発2試合目で初めてTDパスを1つ記録したが、後半は精彩を欠いてチームは無得点に終わった。

 AFC東地区で首位を走るペイトリオッツは敵地イーストラザフォードでジェッツに22―17(前半10―10)で勝利を収めて9勝2敗。QBトム・ブレイディーはペイトン・マニングに次いで史上2人目の通算200勝、チームは通算500勝を達成した。

 同地区最下位のジェッツは3勝8敗。プレーオフ進出は絶望的となった。

 <その他の結果>

ファルコンズ(7勝4敗)38―19カージナルス(4勝6敗1分け)、チャージャーズ(5勝6敗)21―13テキサンズ(6勝5敗)、レイブンズ(6勝5敗)19―14ベンガルズ(3勝7敗1分け)、ビルズ(6勝5敗)28―21ジャガーズ(2勝9敗)、タイタンズ(6勝6敗)27―21ベアーズ(2勝9敗)、ドルフィンズ(7勝4敗)31―24 49ers(1勝10敗)、バッカニアーズ(6勝5敗)14―5シーホークス(7勝3敗1分け)

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