ジョセフ新HC徹底 フィジーに完敗も日本“キック戦術”貫いた

[ 2016年11月28日 05:30 ]

ラグビー リポビタンDツアー2016 ( 2016年11月26日    フランス・バンヌ )

<日本・フィジー>タックルを受け倒れる福岡
Photo By ゲッティ=共同

 日本はフィジーに25―38で敗れ、今年の全テストマッチを終えた。9月に就任したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=47)の掲げるキックを使った戦術を徹底したが、逆に相手にチャンスを与え、約60分間を14人で戦った相手に計5トライを許した。3勝を挙げた昨年のW杯日本代表から選手は大幅に若返り、経験不足や熟度不足を露呈した一方、成長も見せた新生日本代表。今秋の活動を1勝3敗で終え、28日に帰国する。

 ジョセフジャパンが80分間、強い意志を貫いた。日本はエリアにかかわらず、キックを織り交ぜるアタックを徹底。フィジーにボールをやすやすと与え、リオ五輪金メダルのセブンズ王国を象徴する個のアタック力で5トライを重ねられても、決して戦術を変えなかった。

 後半に奪った3トライは、ペナルティーからの速攻を除いてセットプレーが起点。目指しているアンストラクチャー(崩れた状態)での得点は生まれず、共同主将の堀江は「いい勉強になった。強いプレッシャーの中で自分たちのやりたい形をできるようになりたいと思う」と反省した。キックをなくせば失点を減らせた可能性はある。それでも新生日本代表は敗戦と引き換えに、アイデンティティーを誇示した。

 リーチ、五郎丸、ツイらが不在で昨年のW杯代表が12人にとどまる一方、17人が初代表という若いチームで臨んだこの秋の4戦は、1勝3敗と負け越した。ただジョセフHCは「今後につながる遠征だった。毎週試合があっても同じパフォーマンス、同じ強度を保てることが必要だと感じた」と総括した。苦い経験を生かすも殺すも今後次第。W杯まで休むことなく進化し続ける。

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