11勝の正代&新入幕で10勝の石浦が敢闘賞 最後はともに黒星

[ 2016年11月28日 05:30 ]

大相撲九州場所千秋楽 ( 2016年11月27日    福岡国際センター )

(左から)敢闘賞を受賞した正代、石浦、技能賞を受賞した玉鷲
Photo By スポニチ

 九州場所の三賞選考委員会が福岡国際センター内の記者クラブで行われ、敢闘賞は大関・稀勢の里を倒して11勝4敗の正代が2度目、新入幕で10勝した石浦が初受賞した。1横綱、2大関に勝ち2桁勝利を挙げた小結・玉鷲が初の技能賞を受賞した。殊勲賞は該当者なしだった。

 敢闘賞を受賞した正代と石浦はそれぞれ最後は黒星となった。石浦は栃ノ心に肩透かしに敗れ、12日目から4連敗。それでも初の三賞に「獲れないと思っていたのでうれしい。地元にいい報告ができるし、一層気を引き締めていきたい。鷲羽山のように前に攻める相撲を取りたい」と話した。

 一方の正代は荒鷲に上手投げで敗戦。2度目の敢闘賞には「うれしい。全体的に粘りがついてきたのかな」と笑顔。来場所では新三役が濃厚だが、「漠然としてイメージが湧かない」と言いながらも「前から上がりたいと思っていた。立ち合いでそらないようにしたい」と話していた。

続きを表示

2016年11月28日のニュース