エース鶴見の落下…塚原監督ばっさり「甘い」

[ 2010年10月17日 06:00 ]

女子予選の段違い平行棒でミスし、さえない表情の鶴見虹子

 体操の世界選手権は16日、オランダのロッテルダムで開幕し、前半6班が演技する初日の女子予選で、日本は段違い平行棒で前回銀メダルの鶴見虹子(朝日生命ク)や大島杏子(朝日生命)が落下して218・895点にとどまり、4班を終えて4位だった。トップは北京五輪金メダルの中国で233・778点。個人総合争いでは田中理恵(日体大大学院)が合計55・699点で日本勢トップ、鶴見は54・732点だった。

 2大会連続の表彰台を目指すエースの前に、暗雲が垂れ込めた。鶴見は前回銀メダルを獲得した段違い平行棒で、手放し技に失敗して落下。痛恨のミスで、昨年3位の個人総合予選も54点台と予想外に低迷した。
 最初の跳馬はまずまず。しかし、得意種目を前に、不安が頭をよぎった。「右肩に引っ掛かる感じがあったし、練習から調子が良くなかった」。この大会に向けて練習してきた離れ技のトカチェフも流れが悪くなって組み込めず、チーム最低の12・733点に沈んだ。「こんなこともある」。18歳は悔しさを押し殺したような表情だった。
 主軸の不振で、目標としていた上位8チームによる団体の決勝進出も厳しさを増した。塚原監督は鶴見に厳しい言葉をぶつけた。「甘い。エースとしてチームを引っ張る自覚がなければいけない。この結果はあの子のせい」。期待が大きかったからこそ、ばっさりと切り捨てた。
 日本より後に演技する班には米国、ロシアなど強豪が控える。予選の最終順位が明らかになる17日の夜まで、時間が長く感じられそうだ。

 ▼鶴見虹子 段違い平行棒はリズムが悪かった。右肩に引っ掛かる感じがあったし、練習から調子が良くなくて、不安な部分が大きかった。精神面が大事だと思った。

 ▼新竹優子 平均台と床運動でミスをしてチームに迷惑をかけた。申し訳ない。練習で自信をつけるタイプだが、腰痛で満足にできず、力を出せなかった。

 ▼田中理恵 初出場で緊張もあったが、楽しく演技できた。練習してきたことを、そのまま出せて良かった。個人総合は決勝に残れれば、また頑張りたい。

 ▼大島杏子 1種目しか出ない段違い平行棒で失敗して悔しい。チームで一番年上なのに、しっかりできなかった。

 ▼山岸舞 3年前は出られずに悔しい思いをした大会で、いい演技を見せられた。出るからには活躍しようと思っていた。

 ▼小沢茂々子 いつもより緊張して自分の演技ができなかった。海外での大会で、器具も慣れるのに戸惑った。思うように練習ができていなかった。

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