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陽子 本田、ロナウド映像で研究「あの距離は無回転じゃないと入らない」

[ 2012年9月9日 08:38 ]

<ナイジェリア・日本>前半、田中陽はゴールを決め笑顔を見せる

U-20女子W杯3位決定戦 日本2-1ナイジェリア

(9月8日 国立)
 3位決定戦でナイジェリアと対戦したヤングなでしこは、2―1で勝利し、初の銅メダルを獲得。0―0の前半24分、MF田中陽子(19=INAC神戸)が無回転のミドルシュートを決めて先制した。

 「あの距離だと無回転じゃないと入らないと思ったので」。田中陽の教材はCSKAモスクワのMF本田圭佑やRマドリードのFW、C・ロナウドら無回転の名手たちの映像。研究を重ねて習得した。「止まっているボールと動くボールは体の使い方が違う。蹴る瞬間の重心とか止め方を、映像を巻き戻しながら見ている。大舞台で練習の成果を出せてよかった」。大会期間中も練習を繰り返しながら体得した無回転弾は、ナイジェリアの守護神ホワイトも「手元で横に揺れるシュートは初めて。手に当てるのが精いっぱいだった」と舌を巻くほどの破壊力だった。

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2012年9月9日のニュース