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C大阪 清武スタメン出場、13年ぶりの開幕白星狙う!

[ 2012年3月10日 06:00 ]

実戦形式の練習をするC大阪の清武(手前)

J1第1節 C大阪―鳥栖

(3月10日 ベアスタ)
 9日に大阪市内で最終調整したC大阪は、敵地で鳥栖と対戦。ケガ明けのMF清武弘嗣(22)を中心とした攻撃力を生かし、クラブにとって99年以来、13年ぶりとなるJ1開幕白星を狙う。

 調整に一切の余念はない。開幕ゲームを翌日に控えながら、C大阪は2時間近くにわたって汗を流した。断続的な雨が降る中、紅白戦を実施しセットプレーなどを入念に確認。左腓腹(ひふく)筋挫傷が癒え、自身初の開幕スタメンとなるMF清武も抱負を語った。

 「気負わずにいつも通りやりたい。しっかりやるだけだし、集中して、とにかく勝つだけ」

 C大阪がJ1の開幕戦を勝利で飾ったのは、99年の広島戦までさかのぼらないといけない。昨年は開幕から7戦連続白星なしと出遅れ。新主将のDF藤本が「いいスタートを切って波に乗りたい」と語るように、初のタイトル奪取を掲げる今季は13年ぶり開幕白星にかける意気込みは強い。

 舞台のベアスタは、クラブにとって苦い思い出が残っている。J2で戦った3年前の09年最終節。勝てば優勝が決まった一戦で、鳥栖に終了間際に2発を食らい逆転負けを喫した。J1昇格を決めたとはいえ、最後の最後で素直に喜べない結果となった。

 まずは、この“負のイメージ”を払しょくすることからセレッソの新シーズンは始まる。清武にとっては14日のロンドン五輪アジア最終予選・バーレーン戦(国立)に追加招集されるかが決まる一戦だけに意欲満々。今季から指揮を執るソアレス監督も、自信に満ちた表情で決意を示した。

 「今年はタイトルにこだわる。強い気持ちを持って、開幕から勝ち点3を積み重ねていきたい」

 J1昇格1年目となる鳥栖が相手ながら、しっかりと分析も行い対策は練っている。自慢の攻撃力を維持しつつ、守備面の強化にも着手した今オフ。昨年よりも進化したC大阪が、初陣を飾るべく因縁の地に乗り込む。

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2012年3月10日のニュース