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新旧代表監督激突!W杯最終予選 ザックVSジーコ

[ 2012年3月10日 06:00 ]

W杯アジア最終予選の組み合わせが決まり、取材対応するザッケローニ日本代表監督

 2枚のブラジル切符を懸け、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)とイラクを率いる元日本代表監督のジーコ監督(59)が激突する。サッカーの14年W杯ブラジル大会アジア最終予選の抽選会は9日、マレーシア・クアラルンプールのアジアサッカー連盟(AFC)で行われ、FIFAランク33位の日本はオーストラリア、イラク、ヨルダン、オマーンと同じB組に入った。新旧日本代表監督の意地とプライドを懸けた対決は9月11日に第1ラウンドを迎える。

 世界的なビッグネームを耳にしても、ザッケローニ監督は悠然としていた。日本と同じB組に第3シードからイラクが入ってきた。報道陣からは、当然、敵将のジーコ監督の印象について質問が飛んだ。だが、その反応はクールそのもの。「特に…」。それだけだった。

 何の因果か、新旧の日本代表監督が直接対決。ザッケローニ監督も当然、ジーコ監督が06年W杯ドイツ大会で日本を指揮したことは頭にある。だがそれだけ。形を変えた質問にも「ブラジルでも日本のサッカーは見てるだろう。日本に対する情報は、私がイラクに対して持っている情報よりは持っているだろうね」。淡々とコメントを残すだけだった。

 ザッケローニ監督は今後、イラクの試合に分析班を派遣するなど情報収集を始める。昨年1月のアジア杯での印象は「ハートを持って戦う。中東特有のフィジカルの強さもある」と語った。最初の対決は9月11日、ジーコ監督が日本代表時代、7勝2分けと無敗を誇り、こよなく愛した埼玉スタジアム。W杯切符を懸けた両雄対決は何かと波乱含みだ。

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