ロバート・キャンベル氏 大谷が気づかなかった巨額送金に疑問「あの金額ですぐ送金…考えにくい」

[ 2024年3月26日 23:01 ]

ロバート・キャンベル氏
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 日本文学研究者で早大特命教授のロバート・キャンベル氏が26日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)にコメンテーターとして生出演し、元通訳の水原一平氏(39)を巡る違法賭博疑惑でドジャース大谷翔平投手(29)の口座からの金の流れについて、抱いた疑問を口にした。

 問題についてこの日、初めて公の場で声明を出した大谷は、「僕も話したかったので、うれしく思います」と切り出し、「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」「僕はスポーツ賭博に関与してない」「彼が僕の口座からお金を盗んだ」「みんなにうそをついていた」「言葉では表せないような感覚でこの1週間ぐらいはずっと過ごしてきました」などと説明。潔白を訴えた。

 米メディアの報道では、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された。キャンベル氏は銀行口座に対する日米の感覚の違いについて説明。「普通預金にたくさん金があって、いろいろ二人三脚でやっていた一平さんが(大谷の)暗証番号を持っていても、それはおかしくないよねというのは、我々(日本)の感覚ではあるんだけど」としつつ、「アメリカのお金の感覚、どこに預けてどうするかというところから考えると、普通預金にまず600万ドルがないです」と解説した。

 というのも、米国では資産の多くを普通預金に入れず、リスク分散のために分けているケースが多いためだという。「金利のこととかを考えても、常に運用していて、金融商品に替えて、換金性の高いものと、そうじゃないものでリスクヘッジしながらやっていて、500万ドルくらいは自由に出せるのはあるけど、その10倍はないです、まず」。大谷は巨額の送金を知ったのが20日に韓国で行われた今季開幕戦の後と説明しているが、キャンベル氏は「大きな分母(の預金額)の中から、たかが500万ドルみたいな、そのものがなくなっていて、気づかないというのは分かるんですけど、あの金額で普通預金にすぐ送金できるような形になるというのが、ちょっと考えにくい」と首をかしげた。

 一般的に資産運用に関しては「会計士がいたり、ファイナンシャルアドバイザーがいて、いくつかの扉がある」と、どこかでチェック機能が働くはずだという。また「調整をしないと、あの金額は動かせないんじゃないかな?数カ月の間に」とも指摘。「そこがこれから明らかになると思うんですけども」と、今後真実が明らかになるのを見守っていく姿勢を見せた。

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