【どうなる松本VS文春(1)】身の潔白証明へ徹底抗戦「引退するつもりは全くない」 出廷が必須条件

[ 2024年3月26日 05:30 ]

松本人志
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 ダウンタウンの松本人志(60)は25日、女性に性的行為を強要したとの報道で名誉を毀損(きそん)されたとして、文芸春秋などに損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が28日に開かれるのを前に、代理人弁護士を通じて「世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」とのコメントを発表した。果たして裁判はどんな展開を見せるのか。その行方を連載で占う。

 松本が文春に対し「事実無根なので闘いまーす」とSNSで宣言してから約2カ月半。裁判に注力するため一切の芸能活動を休止。テレビを席巻していた笑いのカリスマはこつぜんと表舞台から姿を消した。

 この間、着々と準備を進めてきた。2月上旬には東京・新宿の吉本興業本社を訪れ、裁判や今後のことについて事務所側と話し合ってきた。「引退するつもりは全くない」とも話しており、裁判に向けて自信満々の様子だったという。

 判決までに約1年半から2年ほどかかる公算が大きい今回の裁判。ヤマ場は早ければ来年の年明けにも行われる当事者への尋問だ。性的行為の強要を否定できるのは松本1人だけ。レイ法律事務所の河西邦剛弁護士は「松本さんの出廷は必須です。それがなければ恐らく勝ち目はない」と強調。飲み会にはスピードワゴンの小沢一敬(50)や放送作家、別の女性たちも参加したとされるが「その中に性的行為の強要があったかどうかダイレクトに証言できる人は誰もいない」と指摘する。

 松本は周囲に「身の潔白を証明するため最後まで闘う。最初からその気持ちに変わりはない」と話すなど徹底抗戦の構え。これまで40年以上にわたり、自らの言葉で笑いをつくってきた天才は、絶対に譲れない舞台に立つ。


 ◇松本 人志(まつもと・ひとし)1963年(昭38)9月8日生まれ、兵庫県出身の60歳。NSC(吉本総合芸能学院)1期生として、82年に浜田雅功と「ダウンタウン」を結成。89年「上方漫才大賞」大賞。「M―1グランプリ」「キングオブコント」で審査員を務める。映画監督として、主な作品に「大日本人」などがある。94年に出版された著書「遺書」は250万部超えのベストセラーとなった。

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