「ふてほど」最終回は伏線回収?とっ散らかる?市郎の叫びにネット涙も「切ない」「ローマと牢屋」

[ 2024年3月15日 10:30 ]

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」第7話。小川市郎(阿部サダヲ)は「最終回が決まってないなんてさ、最高じゃん」――(C)TBS
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 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は今月8日、第7話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。

 第7話は「回収しなきゃダメですか?」。犬島渚(仲里依紗)に連れられ、小川純子(河合優実)は令和の美容師・ナオキ(岡田将生)と出会う。渚は小川市郎(阿部サダヲ)羽村由貴(ファーストサマーウイカ)とのリモート会議に参加。台本の締め切りが迫るエモケンこと江面賢太郎(池田成志)のドラマについて話し合う。純子はデートに誘われ、ナオキといい雰囲気に…。同じ頃、昭和。姿を消した純子の行方を心配したムッチ先輩こと秋津睦実(磯村勇斗)が向坂キヨシ(坂元愛登)を問い詰めていた…という展開。

 エモケンの16年ぶりの新作「17歳~この景色、忘れない~」。第1話からの伏線を最終回で全部回収しなければと、執筆が進まない。

 市郎は「回収しなきゃダメかね?」「どうなるか、いつまで続くか分からないから面白いんじゃないの?最終回が決まらないと書けない?冗談言うなよ!オレと純子の最終回はな、決まってんだよ!」。思わず立ち上がり、叫んだ。

 「あ、ごめんね、偉そうなこと言って。けど、いつか終わる。ドラマも、人生も。だから、そのギリギリ手前まで、とっ散らかってていいんじゃないかね?最終回が決まってないなんてさ、最高じゃん。オレに言わせりゃ、最高だよ」

 SNS上には「市郎の心からの叫びにジーン」「最終回が決まってないなんてさ、最高じゃん!は泣けました」「小川先生の渾身の一言、素敵。純子ちゃんと自分の最終回を知っていて生きる切なさが伝わってきた」「このドラマ、本当に最終回の展開が読めない。伏線回収にこだわるなって、クドカンからのメッセージに聞こえる」「ドラマに対する考察や伏線回収を求める風潮へのアンチテーゼの回なのに、ちゃんと『ローマ(の休日)』(エモケンが語った映画)と『牢屋』(純子がナオキとキスをした、一番印象に残った場所)で伏線が回収されているのが凄い(笑)」などの声。視聴者の感動を誘った。

 この日のラストには、ムッチが令和にタイムスリップ。予測不能の色が濃くなってきた。近づく最終回。伏線回収が決まるのか、ギリギリまでとっ散らかるのか。

 次回は第8話「1回しくじったらダメですか?」(3月15日)が放送される。

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