古市憲寿氏 富士山の入山料は「10倍の1万円くらいでもいいと思う。日本人にもかけていい」

[ 2023年7月3日 10:31 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(38)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。富士山(3776メートル)が1日、山梨県側の登山道「吉田ルート」が山頂まで開通し、山開きを迎えたが、弾丸登山や軽装の外国人らの搬送も相次いだことに関してコメントした。

 今年は富士山の世界文化遺産登録から10年の節目。新型コロナウイルス対策の緩和もあり、今夏はコロナ禍で減った登山客数の回復が見込まれる。静岡県側の3登山道は10日に開通する見通しで、開山期間は山梨、静岡両県とも9月10日まで。

 古市氏は、1人1000円の任意の富士山入山料(保全協力金)について「1000円は安すぎますよね。今のヨーロッパとかアメリカの通貨から言ったら6ユーロとか7ドルくらいですよね。これって別に何の規制にもなってないんで、たぶん10倍の1万円くらいでもいいと思うんですよ。(外国人に限らず)日本人にもかけていいんじゃないですか」とコメント。

 その理由について「山登る人って、ちゃんと装備整えてお金かけて行くわけじゃないですか。だからお金ない人が行くってことはあり得ないわけで、逆に1000円で任意って状況だと、ふらっと短パンとかで行っちゃう人がいるわけじゃないですか。富士山は場合によっては危ない山でもあるわけじゃないですか」と説明。

 そして「現状これだけ人がたくさん来ているわけで、昨日もたまたまフランスから帰ってくる飛行機の中で、日本に着陸する前に機内のアナウンスで富士山ですよってアナウンスがあると、みんな席を立って見るわけですよ」と自身の体験を報告。

 「それくらい海外の人からみると富士山って人気のある山なわけで、だから多少、入山料を上げたところで人は来てくれると思う」とし、「(日本人の)10代とか20代の若い子は安いみたいな区分を設けてもいい」と話した。

 山梨、静岡両県などでつくる富士山世界文化遺産協議会の作業部会は今年3月、富士山の入山料について当面、現行の任意徴収を続けるとの方針を報告。検討していた義務化はコストなどの面からすぐに実現するのは困難としている。

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